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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第5章 来ないとどうなるか…分かってる?

そっとむぅの前髪を掻き上げる。

熱さまシートを取り替えるのは、これで何度目だろう。

始めのうちはあっという間に薄くなり交換していたシート。

少しずつその間隔が長くなってきたという事は、むぅの熱も下がってきたのかもしれない。


(表情も辛そうじゃなくなってきた)

荒かった呼吸も普通に戻りつつある。



ピピピピ…

小さな電子音が鳴る。


むぅのTシャツに手を突っ込み、体温計を取り出す蘭。


「37.4度…よかった、下がって来てる」

蘭は、ホッ…と安堵の息を吐き出した。



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