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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

それから数日後、放課後がぽっかり予定があいた日にそのカフェへ足を運ばせた。

もしかしたらあいつに会えるかも、なんて思ってないし!
全然思ってないし!!

と会いたいと思っているのは明々白々な言葉を自分に言い聞かせ、レンガ調の建物の前にたどり着いた。

木製のドアを開けると、またカランカランとベルが鳴った。

「何名様でしょうか?」

あ、この間の人だ。
まぁ、カフェならそう従業員も雇えないだろう。

「あ、1人です」

「では左奥のお席をどうぞ」

言われた通り左奥の席に行くと、やっぱりここはすいていた。

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