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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

街中に陽気な雰囲気が漂い、家族連れが多くなる休日。

オレは1人でアスファルトの上をゆっくり、歩みを進めていた。
目的地は特にない。

ブラブラと歩き回り、行ってみたかった店にも行き尽くし、買いたいものも買った…。
とても貴重なはずの休日を持て余している。

せっかく暇つぶしに入ろうとしたゲーセンには、男女混合で騒ぐ高校生らしき集団が、入り口付近にあるUFOキャッチャーを占領していて中に入ることができない。

多少のイラつきを抑えながら、少し周辺をうろうろすることにした。

ぱっと目についたのが、洒落た感じのカフェ。

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