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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

その途端、ふわりと珈琲の香ばしいなんとも言えない香りと、甘い匂いが鼻孔に押し寄せてきた。

洋風な造りの店内は、少しビターな色合いで統一されていて、置かれているテーブルや椅子から店長のこだわりなのか、なんなのかは知らないけど、いかにも洒落た感じだ。


テーブルに座っている人たちを眺めてみると、中高生がほとんどでそのなかにちらほらと20代くらいの女性がいる程度。

ほっと胸を撫で下ろした。

良かった、同年代ばっかだし…。

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