テキストサイズ

助けて…お兄ちゃん…

第2章 私の過去

 私には、過去がある。二年前、いじめられていたという過去が…。その時のいじめは、最悪というかいじめの域を超えて、自殺も考えた。考えたというより、自殺をしようとした。けれど、そこを通りかかった翔兄が助けてくれた。
「真姫何してるの?やめなさい」
 私は、その時ナイフで血管を切ろうとしていた。
「何って、死のうとしているんだよ!見れば、わかるでしょ!」
 私は、そう言って血管を切った。
「あっ!!何やってるんだよ!」
 クールな翔兄が、怒った。まぁ、その気持ちはわかる。わかるというか、兄妹が自殺しようとしたんだから!
「潤!!!タオル持ってきて!」
 その声聞いた瞬間から、意識がなくなった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ