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助けて…お兄ちゃん…

第3章 私のお兄ちゃん

 今日から、春が始まる。暖かい風が吹き、桜が舞っている。
「おはよう!翔にい、和にい、潤にい」
 この名前を聞いたら、ほとんどの人があるグループを思い出すだろう。それも、分からないわけではない。なんてたって、私のお兄ちゃんは、国民的アイドルグループの「嵐」なんだから!!!
 「おはよう!真姫!」
 私は、お兄ちゃんが大好きだ!嵐ってこともあることもあるけど、いつも私のことを気にかけてくれる優しいお兄ちゃんだから。
 「今日から、学校が始まる!やだなぁ⤵」
翔 「何言ってるの?真姫?」
「だってさ、クラス替えがあるんだよ⤵」
 私は、クラス替えが嫌いだ。だって、みんなと仲良くできるか心配だから…。でも、お兄達のことを言えば、何とか仲良くなれる。この時、お兄達が嵐でよかったと思う。でも、お兄が「嵐」であることは、誰にも言っていない。言っていないというより、言えない。だから、だたのファンのふりをする。

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