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不良君達のお気に入り!?

第1章 不良君との出会い

パラパラと音を立てながら、私の傘に落ちる雨。




「はぁ~、今日も疲れたな」




バイト帰り、いつものように1人で暗い道を歩く。



フッと夜空を見上げると、厚い雲が空を覆っていた。




「・・・・・・今日は、星が見えないや」



そう呟いた言葉は、誰にも届くことなく消えていった。





それにしても、よく降るな・・・・・・・



空を見上げながら歩いていると。




ドン!



「きゃあ!」




何かに躓いてしまった。



転びはしなかったけど・・・・・・・



「危なかった・・・・・・・」



って、何かに躓いたんだろう?



振り返り、躓いた所を見ると・・・・・・・



「ひ、人が倒れてる〜!」



男が1人うつ伏せで倒れていた。



け、警察!?


きゅ、救急車!?


どっち〜!?



パニくり、アワアワしていると。



「うるせぇ・・・・・・・」



「・・・・・・・はい? 」



今、「うるせぇ」って・・・・・・・




声のした方を見ると、倒れていた人が「痛ぇ」と言いながら壁に寄りかかる様に起き上がった。






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