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不良君達のお気に入り!?

第3章 不良君の世界

ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべる男達。



「俺達は『黒蛇』、君を潰しに来たよ~」



リーダー格ぽい男がが言うと、後ろに居る男達が金属バットや鉄パイプなどを振り上げた。



何なの?



この人達・・・・・



恐怖で私の心臓がバクバクと早鐘を打つ。



「ところでさぁ・・・・・・・後ろに隠れてる女。




お前、篠崎 詩音だろ?」



男の声が少し低くなる。



そして、嘗め回す様に私を見る。



「ある人が、お前に会いたがってんだよな~」


ある人?



「どうだ?お前が大人しく俺達に着いて来れば、コイツに危害は・・・・」

「さっきから、ゴチャゴチャうるせぇんだよ」



地を這うような、低い声。



ゆっくりと、その声の主を見る。



そして、見なきゃ良かったと後悔。



地を這うような声の主は、魁人。



魁人の顔は、今まで見てきた顔の数倍、いや十数倍は怖かった・・・・・・・



相手の人達も魁人にビビッたのか、後ずさりしてる。



「何ビビってんだよ、俺を潰すんだろ?」


「さっさと、やろうぜ?」と不適な笑みを浮かべる魁人。



「お前ら、行け!」



リーダー格の男の言葉で、2人の男が武器を手に魁人に襲い掛かって来た。





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