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不良君達のお気に入り!?

第3章 不良君の世界

───・・・・???side



「黒蛇は全員やられ、総長は逃走しました」



片膝を付き、目の前にいる男達に淡々と報告をする男。



「やっぱり、黒蛇じゃあ役に立たなかったね?」



お菓子を食べながら、興味なさげに答える少年。



「まぁ、最初から期待なんてしてねぇけどな」と男は鼻で笑った。



「でも、報告もせずに逃げるとは、いけませんね」



男は掛けていた眼鏡を、クイっと上げる。




「仕方ないよ、だってココに戻って来たら、蘭にボコボコにされてたもん」




少年の言葉に、全員が蘭と言う男を見る。



蘭は紫煙を1つ吐くと、報告してきた男に「下がれ」と命令した。



「どうする?黒蛇の総長探してボコる?」



「いや、あいつはもう用済みだ
それより、この女だ」



そう言うと、蘭は1枚の写真を手に取った。





「篠崎詩音・・・・・・・






コイツを使えば、華月は簡単に潰せる」



蘭はニヤリと不気味な笑みを浮かべた。






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