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不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

アレから数日、私は学校やバイトと忙しい日々を送っていた。



そして、今日は学校もバイトも休みなので、朝からたまり場に来ている。




「やったー!また、勝った♪」



「シーちゃん強すぎ」



「健太が弱すぎなんだよ」ニコッ



私と健太は、今話題のパズルゲームの真っ最中。



最近発売されたばかりで、「やりたいな」と言ったら健太が家から持ってきてくれたのだ。



「皆でやろう?」って誘ったんだけど、優輝は急がしそうにパソコンを弄り。



亮はバイク雑誌に夢中。



慎君は爆睡。



魁人は「パス」と言って、タバコを吸い始めた。




「ねぇ、もう1回やろう?」



「いいよ、また私が勝つから」



得意気に笑うと、健太はある提案をしてきた。



「負けた人は、勝った人の言う事を何でも1つ聞くってのはどう?」



「いいね!それ」



そして、私達はゲームをスタートさせた。




そう言えば、アレから何日かたつけど、アレ以来襲われる事無いな・・・・・・




あのリーダーぽい人も見ないし・・・・・・・




もしかして、諦めたとか?




皆に聞けば、分かるかもしれないけど、私がそれを聞いてもいいのかな?






「やったー!シーちゃんに勝った♪」



「へっ?」



ハッと我に返り、テレビ画面を見るとゲームオーバーの文字。



「やった♪やった♪」



子供のように喜ぶ健太。



「あ~ぁ、負けちゃった」



「シーちゃん、約束♪俺の言う事聞いてね?



「いいよ、何すればいい?」



私の言葉に「ん~」と腕組みをして悩む健太。



「そうだ!」



何か、思いついたようだ。









「キスして?」






えっ?





キス?





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