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不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

優輝に怒られ?すっかり大人しくなった2人。



「詩音ちゃん、紹介するね?
この2人は華月と同盟を組んでいる桜雅って言う暴走族グループの総長と副総長」



「総長の立川 幸人(タチカワ ユキト)だ」



「副総長の桐生 旬(キシュウ シュン)です」



ニコッと笑い挨拶をする2人。



私も軽く自己紹介をすると、「知ってるよ、俺達の月姫だしな」と旬さんが笑った。




「あの、さっきから気になっていたんですけど、月姫ってなんですか?」


私の言葉に皆が目を見開く。



私、変な事聞いちゃった?



「詩音、お前月姫の事もわかんねぇの?」と呆れ気味の亮。



「月姫って言うのはね、華月にとって大事な女の子の事を言うんだ」



華月にとって大事な女の子・・・・・・



「俺達にとって大事な女の子はシーちゃんだから、月姫はシーちゃんっの事を言うんだよ」ニコニコと嬉しそうな健太。



「んで、今日は月姫のお披露目会だって聞いて、駆けつけて来たんだよ」そう言って、幸人さんはポケットからタバコを取り出し、口に咥える。



私が、月姫って事はわかったんだけど・・・・・・・



「今、お披露目会って言いました?」



私の質問に「あぁ」とそっけなく答える幸人さん。



「私、お披露目会があるなんて聞いてない」



「だって、『お披露目会があるから』って言ったら詩音ちゃん『ヤダ』って言うでしょ?」



あの黒い笑みで、私に微笑む優輝。



確かに、お披露目会があるって聞いて「分かった」何て言う子は居ない・・・・・・・



「ちなみに、お披露目会って何するの?」



「華月の奴らと、桜雅の奴らの前に出るだけだ」淡々と答える魁人。



「何人位いるの?」



「沢山いるよ♪」ニコッと笑う健太。



健太・・・・・



沢山ってどのくらいよ~!




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