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「へぇ、慎君と魁人は中学生の時に出会ったんだ」



広間に行く間、私と慎君は魁人との出会いを聞いていた。



「ねぇ・・・・・シーは何で俺だけ『君』付けなの？」



そう言って、頬膨らませる慎君。



「俺も呼び捨てがい
い・・・・・・」



その仕草が子供っぽくて、思わず笑いそうになってしまう。



「わかった、じゃあ今から慎って呼ぶね？」



ﾆｺｯと笑うと、慎もﾆｺｯと微笑み返してくれた。