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不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

「もう!髪がボサボサになったじゃん」



手櫛で髪を直すしながら、亮と見る。



けど、亮は「知るか」と顔を背けた。




「ねぇ・・・・・そろそろ、魁人の所行かないと・・・・・魁人キレる」



慎の言葉に「仕方ねぇ、総長様の所にお戻りになりますか」と亮がふざけた。




そして、皆で魁人の所に歩き出そうとした時。



「か、魁人さん、落ち着いてください!」

「魁人!こっち来んな~」



何故か、不良君達や旬さんが魁人から逃げている。



「どうしたのかな?」



首を傾げる私。



すると、3人の怯えきった声が聞こえてきた。



「まさか、魁人の奴」


「あぁ、その『まさか』ぽいな」


「・・・・・・逃げる」



そして、私を置いて全力疾走。



何が、何だか分からない私。




すると・・・・・・




ガシっ!



「詩音、捕まえた~」



「へっ!?魁人」



魁人に、後ろから抱きしめられた。




「詩音!魁人から逃げろ!
「シーちゃん!魁人から離れて!」




亮と健太が叫ぶ。



逃げろって言われても・・・・・



ガッチリと捕まえられ動けないんですけど・・・・・・



「詩音」



「ん?何、魁・・・・・」





唇に感じる温かくて、柔らかい感触・・・・・・・








私・・・・・・






何で・・・・・・






魁人とキスしてんのー!?





 

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