テキストサイズ

不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

「詩音ちゃん、本当にゴメンね?」



そう言って、優輝は何度も私に謝った。




「実は魁人、お酒を飲むとキス魔になるんだ」




・・・・・・キス魔?




「だから、『逃げろ』って言ったろ?」



ため息を吐き、呆れながら言う亮。



「誰か1人にキスをすれば、満足して寝ちゃうんだけどね」



え?



寝ちゃう?



「って、事は・・・・・
魁人は今」



「うん、寝てるよ」



耳を澄ませれば、確かにスースーとイイ寝息が聞こえてくる。



「あぁ、魁人の奴
明日になったら、また忘れてんだろうな」



「え?忘れてる?」



「うん、魁斗はお酒飲んだ後の記憶は無いよ」



嬉しい様な・・・・・・・




悲しいような・・・・・・




「おい、明人、疾風」



「「はい!」」




「魁斗をベットのある部屋に運べ」




「「はい!」」




明人と疾風に抱きかかえられながら、魁斗は何処かに連れていかれた。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ