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不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

その後、宴会もお開きとなり
私達は幹部室へと戻って来た。




「私、そろそろ帰るね」




時計を見れば22時、もう帰らないといけない時間。




すると、ソファーにもたれながら
タバコを吹かしている亮が「今日は、純も酒を飲んだから運転出来ねぇぞ」と言ってきた。



「大丈夫、歩いて帰るから」



純さんがお酒を飲んでいたのは知っていたから、歩いて帰るつもりでいた。




「ダメダメ!シーちゃんは狙われてるんだよ!そんなの絶対ダメ!」



私の前に仁王立ちし、頬を膨らませる健太。




「そうだ!シーちゃん、今日ココに泊まりなよ♪」



「えっ!?」



「今日は、皆ココに泊まるつもりだから
シーちゃんも泊まればいいよ!」



「でも・・・・・・・」



家に帰らなかったなんて、『あの人』にバレたら・・・・・





「俺で良かったら送るよ」



そう言って、立ち上がったのは優輝




「えっ?いいの?」



「うん、詩音ちゃんが帰れないと悪いと思って俺は酒飲んでないから」




「ただし、バイクだけどね」そう言って、優輝は鍵を取り出した。




「ありがとう優輝」



「どういたしまして、じゃあ行こうか?」




「うん」



カバンを持ち、優輝の後に続く。



「じゃあね、皆」



皆の方を振り返り手を振る。



けど、手を振ってくれているのは
明人さんと旬さんだけで、健太は両頬を膨らませたまま私達を睨み。



亮も、ソファーに凭れたまま
横目で私達を睨んでいた。







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