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不良君達のお気に入り!?

第1章 不良君との出会い

靴音を鳴らしながら玄関に現れた人物に、私は息を呑んだ。



黒い髪に銀メッシュ。



吸い込まれそうな、漆黒の瞳。



そして、透き通る様な声・・・・



彼の全てが、私をドキドキさせる。



「帰るぞ」



銀メッシュ君の言葉に、亮と健太が返事をする。



「じゃあな、詩音」


「じゃあね~♪シーちゃん」




バイバイと手を振りながら部屋を出て行く亮と健太。




玄関が閉まると同時に、静まり返る部屋。




一体なんだったんだ?



健太なんて、去り際に投げキッスまでしてたし・・・・・



「クスッ、でも面白い人達だったな」



さてと、お風呂に入ろうかな♪





ルンルン気分でお風呂場に向かう私。










まさか、この出会いが
彼らと深く関わるキッカケになるとは・・・・・・・・・







この時の私は、ミジンコ程にも思っていなかった。











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