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紅い薔薇と嘘

第2章 恋


麻衣「あ、はい。最近は暇で。先輩は何してるんですか?」



憂「昼寝。」



見ると、先輩は横になっている。


麻衣「先輩は、誰かとお昼過ごさないんですか?」


憂「どうして?」


麻衣「いや…どうしてっていうか、特に意味はないですけど…」

すると先輩は横を向いて言った。

憂「オレは一人が好きだから。」




初めて聞いた言葉だった。

一人でいるのが好きだなんて。


私には一人が苦痛でしかなかったのに。




でも、安心する。

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