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炎魔境

第6章 魔境の島へ繋がる境界の空間

倒したはずの山羊2体が灰色になり、
蒸気を出しながら立ち上がる…

「これが…魔境での我々の姿…そして…
パワーだぁぁぁぁぁ!!」

こっちに走って向かってくる

「は…速い!!」

あっという間にピイトの前に来て、

「貴様ら…し…けい…っ…しけいっ……
死刑!死刑!死刑!死刑だぁぁぁ!」

怒り狂う山羊の拳がピイトの脇腹にヒットして、ピイトは吹っ飛ぶ!!

「ピイト!!」

二人の目の前に2体がいる。

「くっ…!どうする…どうする…
戦わなきゃ…しかし…2体相手にどうやって…」

完全にピンチな状況…しかし、その時!
何者かが、2体の山羊に高速で斬りかかる。
山羊達は後ろに避ける。そして…

「2人とも無事だったか?」

そこにはカヴァーリ総団長が!!

「カヴァーリ総団長!?」

驚いている2人にカヴァーリは

「ピイト君も一緒か??」

すると2人は頷く。その時いきなり!

「ショック!!」

ピイトは意識がカヴァーリに向いているスキをつき1体の山羊の距離をつめて一撃を入れる!

「全く…怪我しちゃったらオレっちの
初体験遅れちゃうでしょ。イテテっ…」

「ピイト!!」

二人とカヴァーリはピイトの無事を見てホッとする。

「あれぇ?総団長さん!?なんか
オレっち迷惑かけてゴメンなさいねぇ。」

ピイトが謝るとカヴァーリが

「お説教は後だ!
とりあえず、学生に危険な事はさせたくないんだが、状況が状況だ!
1体は私が倒す!君たち3人でもう1体を何とかしてほしい。
ヤツは前に読んだ文献での
『デビルゴート』という魔境の生物によく似ている…もし、そうだとしたら…
これが終わったらよく調べる必要があるな…」

3人は頷き、3人口を揃えて

「よし!援護は任せた!!」

と言うと、じゃんけんを始める。
そしてセルスが

「よし、援護は任せた!!」

メイとピイトは舌打ちをする。
カヴァーリはそのやり取りを見て少し安心する。

「コイツら…
度胸はすでにトップクラスだな。」

そしてカヴァーリは

「さぁ必ず倒して帰るぞ!!」

魔境の生物
デビルゴートとの戦闘が開始される!!


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