テキストサイズ

「だって、冗談でしょ?」

第2章 「大きくなったら絶対イケメンになるよ」

...ん?あのこ、また来てる...

テーブルを片付けている時に目に入ったのは、窓際の席に座っている中学生くらいの男の子。

最近...ほぼ毎日姿を見かける。

テストが近いのか、参考書を机いっぱいに並べてシャーペンを一生懸命動かしている。

時計の針はもうすぐ18:00。

「そろそろかな...?」

店の時計が18:00ちょうどを指した瞬間、彼はガバッと頭をあげる。

「すいません!」

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