冴えかえりつつ 恋
第3章 わだかまり
一方、遥暉は上出の匂いに包まれ、高揚して返事もままならなかった。
上出の匂いを満喫し目を開けると、勉強机に向かってレポートをまとめているらしい背中がみえた。
--逆三角形の綺麗な背中。
背が伸びてまえより筋肉質になったし、顔つきも大人びて無愛想に見える。
連絡しなかった薄情な自分に呆れているかもしれないと不安だったが、よく話しを聞いてくれるし、導こうとしてくれる。
以前と相変わらず上出先輩は優しい。
先輩といると――自分が自分らしくいていいんだ――って思える。
いつも当たり前のように受け入れてくれるけれど、本当はどう思っているのかな。
以前よりもっと好き。
また先輩の傍に居てもいいですか。
上出の匂いを満喫し目を開けると、勉強机に向かってレポートをまとめているらしい背中がみえた。
--逆三角形の綺麗な背中。
背が伸びてまえより筋肉質になったし、顔つきも大人びて無愛想に見える。
連絡しなかった薄情な自分に呆れているかもしれないと不安だったが、よく話しを聞いてくれるし、導こうとしてくれる。
以前と相変わらず上出先輩は優しい。
先輩といると――自分が自分らしくいていいんだ――って思える。
いつも当たり前のように受け入れてくれるけれど、本当はどう思っているのかな。
以前よりもっと好き。
また先輩の傍に居てもいいですか。