テキストサイズ

Destiny

第14章 すれ違い

さすがに飲み過ぎたか

拓也と別れて帰る途中、いつもの河川敷に寄った

はぁ~

俺ってこんな情けなかったかな…

屈んで石を拾い、川に向けて投げる

うっ

酔いが回りそう…

帰ろ…

結衣ちゃん最近寝るの早いし、きっと寝ちゃってるんだろうな…


マンションについて鍵を開ける

ガチャガチャ

家に入ると結衣ちゃんが居た

「ただいま」

「おかえりなさい…」

寝てなかったんだね

待っててくれたんだろうか

じーっと結衣ちゃんの目を見てると、目を逸らされた

「もう寝ますね。お休みなさい」

逃げるように部屋に行こうとするから、とっさに結衣ちゃんの腕を掴んでしまった


ストーリーメニュー

TOPTOPへ