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Destiny

第14章 すれ違い

結衣ちゃんは驚いて俺を見た

結衣ちゃん

どうして逃げようとするの?

俺と居たくない?

「最近俺のこと避けてない?」

「そ、そんなことないですよ。たまたま仕事が忙しかったり予定があったりしただけでっ」



仕事は忙しくないじゃないか

避けるくらいならはっきり言ってくれ

結衣ちゃんの腕を引き寄せて抱き締めた


「りゅ、竜司さんっ」

結衣ちゃんが逃げないように腕に力を入れる

こんなことして嫌われちゃうかな

どうせ嫌われてるから関係ないか…

ついでに告白してみたら結衣ちゃんはどうするんだろう…


「結衣ちゃん、俺…」


結衣ちゃんが好きだよ…

結衣ちゃんの香りに包まれて心地良くなり、瞼が重くなっていった



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