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Destiny

第15章 想定外

竜司さんと居ると驚くことが多いから楽しいのかな

最初から驚かされてたもんね

「思い出し笑い?やらし~」

なっ/////

どうやら私はニヤケてたようだ



車は高速に乗り、だんだんと田舎の風景になってきていた

あと何回竜司さんと出かけることができるだろう…

景色を見ながら寂しいことを考えていた

やめやめっ

残りを楽しむって決めたんだ

先のことを考えるのは止めよう


そんな私を見て、竜司さんが笑ってることに気づかなかった


高速を降りると日は傾き始めていた

あっ!!

「鹿っ、鹿っ、竜司さん、鹿っ」

野生の鹿を初めて見て思わず興奮してしまった

「興奮しすぎだからっ」

竜司さんはゲラゲラ笑っていた

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