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Destiny

第15章 想定外

「「かんぱ~い」」

よしっ

酔っ払って早く寝てしまえばいいんだ

私は500ml缶のビールをゴクゴク呑んだ

早くも二本目あけてます…

がっ、酔えないのは何故?

ちっとも酔えな~い


竜司さんも二本目をあけたようで、立ち上がって冷蔵庫を開けた

「結衣ちゃんも呑むでしょ?」

「…はい」

こんな所で缶ビールをガバガバ呑んでる私たちって…

竜司さんから缶ビールを受け取ろうとしたとき、バリバリバリと物凄い音がすると同時に部屋が真っ暗になった

「きゃっ」

驚いて立ち上がった拍子につまづいて転倒しそうになった




……

………あれっ?痛くない…


竜司さん…?

稲光で当たりが一瞬明るくなった

!!

私は竜司さんに抱きつく形で一緒に転倒したらしく、床に座る竜司さんに抱き抱えられていた

廊下ではパタパタと足音がする

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