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Destiny

第6章 チャンス

彼女はもしかして…


近藤さんと話をする女の子が目に付いた


ドクンッ

彼女に目が釘付けになる


「おーい。何ボケッとしてんだよ。帰るぞ」

いつの間にやら俺のそばに戻ってきてた拓也に声を掛けられ、我に返った


「なぁにぃ?気になる子でも居た?」

拓也は俺の顔をのぞき込みニヤリと笑う

「ち、ちがうっ」

なっ、動揺してんのバレバレじゃん俺…


「ふぅ~ん。近藤さんはダメだからね」

意味深な返事をして拓也はエレベーターホールへ向かった

慌てて俺も追いかける


彼女はきっとあの時の子だ…


仕事に戻った後も、総務部で見かけた彼女のことが忘れられなかった

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