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Destiny

第6章 チャンス

それから暇さえあれば拓也に付き合い、何とか池内さんと近づけないかと考えていた



そんなときに最大のチャンスがやってきた



いつものように仕事を終え、その日は拓也と少し飲んで帰路についた

近くの河川敷に立ち寄ってみる

池内さんもここに居たことがあるってことは、この近くに住んでたりするのかな

気づけば池内さんのことばかり考えている

ふっ、俺重症だわ…


帰ろっ


河川敷を後にし、自宅へ向かった


何だか騒がしいな…


自宅のあるマンションそばまでくると人集りができていた

消防車?


もう沈下したようだけど火事があったようだ

災難だな…

なんて思いながら燃えたアパートの方をちらりと見ると、アパートのそばに彼女が居た

えっ!?

彼女は呆然と燃えたアパートを見ている

まさかここに住んでたのか?


居ても経ってもいられず、彼女のところへ走っていった

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