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Destiny

第6章 チャンス

「篠田竜司、30歳。開発部所属でーす。」

自己紹介をした俺を彼女は疑いの目で見てきた

「そんな疑いの目で見ないでよ。何なら職場で調べてくれてもいいよ?総務部の池内結衣さん。」

何か考えてるな

彼女は黙って一点を見つめている

そりゃ困惑するよね
何で?ばっかりだよね

でも俺は君を助けたいんだ


「困ったときはお互い様~」

俺はそう言って、繋いだままだった彼女の手を引きマンションに向かった

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