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Destiny

第10章 守るから

竜司side



「適当にすわってて」

家に着いてコーヒーを入れる


「大変だったね。さっきも言ったけど落ち着くまで居てくれていいから。」

コーヒーを池内さんの前に置いて、急いで部屋を片づけた

といっても大して物はないからすぐに片づいた


「この部屋使ってね。俺は明日仕事があるからもう寝るけど、池内さんは明日休むでしょ?」

池内さんは黙って頷く

疲れてるだろうから、早く寝かせてあげた方がいいよな


「ここに居ても勝手がわからないかも知れないから、明日はなるべく早く帰るね」


俺が居ると落ち着かないかもしれないから寝てしまおうと、おやすみと言って部屋に入った


けど、なかなか寝つけなかった

だってあの池内さんがこの家に居るんだぞ

寝られるわけがない

ちょっと強引だったかな…

耳を澄ましてリビングの様子を伺ってしまう

パタン

あっ、部屋に入ったかな?

ドキドキして、眠りについたのは3時だった

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