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Destiny

第10章 守るから

身体も請求したりしないよ~なんて冗談で言ったら、結衣ちゃんは真っ赤になった





ショッピングモールについても結衣ちゃんは遠慮してるようだった

その気持ちもわからなくもないけど、ホント遠慮しなくていいんだよ


こうして一緒に居られることが嬉しいんだ

君のためにいろんな事をしてあげたいんだ


結衣ちゃんのためなら俺は何だってするよ



笑ったり驚いたり、コロコロと表情を変える結衣ちゃんが可愛くて、一緒にいるだけで幸せな気分になった


遅めのランチをとってたら、元気だった結衣ちゃんが急に喋らなくなった

名前を何度か呼んだらようやく反応してくれた

「結衣ちゃん?」

震えてる?

「結衣ちゃん、どうしたの?顔色が悪いけど…疲れちゃった?」

「大丈夫です…久々に買い物に出たので疲れたのかも…」

振り回しすぎちゃったかな

「急いで食べて早く帰ろうか。食べられそう?」

結衣ちゃんがご飯に手をつけるわけでもなく震えているだけだったから、急いでその場を離れて帰路につくことにした


車の中でも結衣ちゃんは震えていた

話しかけても返事はなく、結衣ちゃんは小さく縮こまっていた


家に帰ると結衣ちゃんはすぐに部屋に入っていった

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