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Destiny

第10章 守るから

結衣ちゃんはずっと部屋に籠もっていた


結衣ちゃんの急な変化に心配になり、部屋の扉をノックした


「結衣ちゃん、大丈夫?開けるよ」

部屋に入ると結衣ちゃんは隅っこで体育座りをしていた

「俺が何か言っちゃったかな?」

俺が知らないうちに傷つけてしまったんだろうか…

何があったのか聞いてみたけど、ゆいちゃんはただ黙っている

「話してくれないかな?無理にとは言わないけど、話したら楽になるかもしれないし」


少し待つと結衣ちゃんが顔を上げて話し出した


「今日居たんです…」


結衣ちゃんが言うには元彼に裏切られたらしく、その彼がショッピングモールに居て、結衣ちゃんの傷つくようなひどいことを話していたようだ


ゆいちゃんはだんだんと感情的になり、声を荒げて言った

「どうして私がこんな目に遭わなくちゃいけないのっ」



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