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Destiny

第11章 仕事場で

定時になり、仕事を切り上げて帰る支度をする

「お疲れ様でした」


あ~終わった終わった

今日の夕飯は何にしようかな…

あっ、竜司さんに聞くの忘れたけど、何時に帰るんだろ

夕飯いるのかな?


夕飯のメニューを考えているうちに自宅最寄り駅に着いていた


スーパーに寄って買い物を済ませ、ちょっと河川敷に寄ってみた


まだ火事になってからそんな日にち経ってないのにね

あんまり落ち込んでないな

もう結構時間が経ったみたいに思える


これも竜司さんのお陰なのかな…

翔太のことも…


な~んか、意外と今の生活に満足しちゃってない!?

居候させてもらってるだけなのに…

竜司さんの家を出る気あるのかな、私


いやいやっ

今はお金を貯めることが先決だから、家を出るとかそういう考えがないだけよっ  
はぁ~

帰ろ

「結衣ちゃん、こんなとこで百面相して楽しい?」

!!

ククッと肩を震わせている竜司さんがそばに居た

キャ~

笑われてるっ/////


「い、いつからそこにっ!」

「ちょっと前かな」

「すぐに声かけてくださいよっ」

「いやっ、結衣ちゃんの百面相を見ていたくてついっ」

まだ笑ってるし~/////


「ごめんごめんっ」

そう言いながら手を伸ばしてきた



「荷物持つよ」

「ありがとうございます」

スーパーで買った荷物を竜司さんに渡し、マンションへ向かった

何か竜司さんと居ると調子狂うなぁ

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