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禁断×短編

第3章 女教師×男子生徒

「付いて来て」と和也君に言われ、着いた場所は体育館の用具室。




薄暗く、カビ臭い香りが私の鼻を掠める。





「どうして、こんな所に来たの?」






すると、和也君は「邪魔されたくないんだ」と笑った。





「俺、この前偶然見ちゃったんだよね」




ニコニコと笑顔の和也君。





だけど、何だかいつもと様子が違う。





「何を見たの?」




恐る恐る、聞いてみると和也君はスマホを取り出し私に差し出した。



和也君からスマホを受け取り、見ると・・・・・





「・・・・・・・・・・っ!?」






「よく撮れているでしょ?」





「・・・どう・・・・・して」






そこに写っていたのは、私が浮気相手とホテルに入って行く写メだった。





「まさか、先生が浮気しているなんて
ビックリだったよ」





頭の中が真っ白で、何も考えられない。






「これ、郁弥先生にバレたくないでしょ?」





郁弥先生とは、私の旦那で同じ高校に勤めている。お互い仕事が忙しく淋しくなって、つい出来心で浮気をしてしまったのだ。





だけど、私は本当に郁也を愛してる・・・・・・・





離婚なんて、したくない・・・





私は頭の中で、必死に言い訳を考えていた。







すると・・・・・・・







「黙っててあげてもいいよ」





えっ!?





「・・・・・・・・本当?」






「その代わり、俺の言う事が聞けたらね」と和也君は、私の耳元で囁いた。









「・・・・・どうすればいいの?」





私の答えに、彼は口角を上げた。







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