テキストサイズ

さよなら、またね。

第5章 夢から醒めたら



ベッドに入ると、疲れた身体は貪欲に睡眠を求めるのに、あの日の温もりが身体を熱くさせる。


想うのは、澪の内面だけではなく、身体もだ。


「男っていう生き物はつくづく…」


自嘲気味に呟いて、身体の熱を取り払う。


こんな状態で、また澪に会ったら………





自分の妄想に、恐れすら感じて脳内をシャットアウトした。


眠れそうで眠れない夜はしばらく続きそうだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ