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神々の悪戯-短編集-

第2章 case2、バルドル×ロキ

「バルドルーっ!」

「ロキ…どうしたんだい?」

「いや、その…俺達って付き合ってから結構経つし、そろそろキス…しても良いんじゃねぇかなって思ってェ…」

ロキの反応を見て紳士的だが嬉しそうに微笑んだのはバルドル。

「ロキが嫌じゃないなら…私達はそろそろ次のステップに入ろうか」

コクンと頷くロキを、ニコリと笑みを浮かべながら見ては人気の無い場所へとロキを連れていく。

「バルド…っん!?」

そのまま壁に押しやるとロキの唇に半分強引に口付けをした。

「ちょ…待っ…バル…んっ…はぁっ…」

ロキの静止の声も聞かずに口内に舌を侵入させていく。

「あっ…俺…もうっ…」

いきなりの出来事にロキは頭が回らず、身体中の力が抜けては膝から地面へと崩れ落ちて。

「ロキ…大丈夫かい?」

息一つ乱れていないバルドルはロキに手を差し出す。

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