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嘘でもいいから

第6章 行き場のない想い

「だったらこれからのことを考えよう」


それから想さんは、
外が暗くなるまで親身になって
私の相談に乗ってくれた。


明日からのことを考えると
正直もう会社に行きたくない
くらいの私だったけど…

想さんは、


「優花ちゃんは何も悪くないんだから
堂々としていればいい…
その男の方が気まずく感じるくらいに
胸を張っていればいいんだよ」


と言ってくれて…
本当にありがたかった。


「何かあったらいつでも
連絡してくれていいから。
仕事で返信遅れることもあるけど…
俺は優花ちゃんの味方だから。
いつでも応援してるから
一人抱え込まないで…」


そう言って想さんは帰って行った。

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