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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼

☆お兄さん目線☆



俺は、夢月の手を引いて、お風呂に入った。頭から体まで隅々まで洗ってやった。



洗い終わると、俺と夢月は湯船に入った。湯船は小さいから俺の膝の上に夢月が乗ってる状態。



「夢月
逆上せてないか?」



あれから結構な時間湯船に浸かっている。



「...あつい」



だよなー
ボーっとしてる



「上がるか」



「....」コクン



夢月は何も言わず、首をたてに降った。でも、夢月が俺の膝から降りてくれない限り俺も上がれない。上がると言いながらも上がろうとしなかった。



俺はふしぎに思って、顔を覗きこんだ。



やべー
顔真っ赤
逆上せ過ぎて立てなかったのか



俺は慌てて夢月を抱き抱え、バスタオルを体に巻き付けてベッドまで連れていった。



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