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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼

☆お兄さん目線☆



んっ



少し息苦しさを感じて目が覚めた。そしたら夢月が俺を抱き締めてた。涙...



「むつき?」



「お兄さん...あ、ごめんなさ、うあっ!?」



「いいよ
抱き締めてやるからこのままで」



俺から離れようとする夢月をギュっと掴み、抱き締め返した。



そしたら夢月の目からは大量に涙が零れてきて、俺にベッタリとくっつき、顔を隠した。



「我が儘言え
何でも聞いてやるし、お前手離すつもりねーよ」



そう言わないと



口で伝えないと



多分



お前は不安になるんだよな?



ギュっと抱き締めながら頭を撫でる。力一杯抱き締めてくるのと裏に、少しの震えが伝わってきた。



不安なんだよな



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