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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼

☆お兄さん目線☆



「お兄さん...」



小さな声で名前を呼ばれ、ん?と優しく答えてやる。そしたら夢月が顔を上げて俺を見詰めてきた。その距離は凄く短く、吐息を食らうくらい近かった。



涙目に笑顔は、反則だな...



「好き」



―――ドクン―――――



そう言って、俺の胸にすりすりと顔を押し付けてきた仕草にキュンときたのと



夢月のその言葉に、俺の心臓がドクンと鼓動を鳴らし、速まらせた。



「いた...お兄さん?」



その瞬間、俺は夢月を力一杯ぎゅーっと抱き締めた



やべー...



お前可愛い過ぎんだよ



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