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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼




お兄さんは僕の涙が治まるまでずっと抱き締めてくれていた。優しいけど強く、お兄さんの腕の中は心地いい。



僕は少し落ち着きを取り戻したけど、暫くお兄さんの腕の中におさまってた。



「落ち着いたか?」



お兄さんは僕の頭を撫でながら耳元で優しく僕に問い掛けた。



僕はソッと頷いた。



「うん、なら大丈夫だな?」



そう言うとお兄さんは僕から離れた



あ...



「何処にも行かねーから安心しな?」



僕の事が分かるかのように、そう安心出来る言葉を掛けてくる。



お兄さんの言葉は安心する



凄く安心するけどやっぱり不安になるの



でもそう言ってもらえる度にやっぱり安心した



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