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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼

☆お兄さん目線☆





「お兄さん...僕を拾って?」



突然男の子から出てきた言葉に、俺は驚いた。いや、何となくは分かってた。



「家はどうした...?
帰らないいと親が心配するぞ?」



「...家には帰りたくないの
お兄さん、何でもゆーこと聞くから...だめ?」



どーしよ...



このまま此処に残す事も出来ねーし。



「お前名前は?
...歳はいくつなの?」



「...むつき、確か...七才!」



七才って...



「...ん、おいで」



俺はむつきを家まで連れていく事にした。
手を差し伸ばし、夢月の小さな手を握り、家まで歩きだした。







―――――キィィィィ―――――――











家の前の玄関に立ち、鍵を開けて中から夢月を招き入れる。



「どーぞ」




少し戸惑いながらも、俺の後ろをちょこちょこ着いてくる。



そして俺の顔を見てニコッと笑顔を向けた。真っ赤に染まった頬に幼い子供の笑顔を見せられた俺。





やべー...

こいつ可愛いかも...



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