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☆短☆編☆集☆[新・続]

第1章 家出少年×一匹狼

☆ムツキ目線☆




まさか家に入れてもらえると思わなかった。お兄さん優しい。僕、迷惑になってないかな...?。でも...帰るお家ない。追い出されたくない。



拾ってくれた嬉しさとこの先の不安が僕を襲ってくるの...



好かれなきゃ。
いいこにしてなきゃ。



僕はお兄さんに繋ぎ止めてもらえる事ばかり考えていた。




緊張する。




「どーぞ」



僕はお兄さんの後ろをべったりとくっつき、ついてった。中に入ると、そこは凄く温かくて、お兄さんの香りがした。



「体冷えてるから...
おいで、お風呂に入れてやる」




「うん」



そう言われ、僕は再びお兄さんの後ろをくっついていく。



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