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☆短☆編☆集☆[新・続]

第4章 兄×弟[頼むから静かにしてくれ…]

「痛いんだけど?」

「知らねーよ。元々てめーが悪いから・・・」



そうだ、俺悪くないじゃん!!



「お前さあ、口悪過ぎ。
兄貴に向かってなんて口聞いてるかわかってる?」



こ、怖くない。全然・・・怖くないんだ



「わっ、何すんだよ!」

「むかつくからさ、仕方ないよね」



羽直は雪虎をソファの上に押し倒して両手を掴み頭の上へと持っていく。



「辞めろよ!」



俺は何故か知らないけど涙を流していた。
そして羽直を思いっきり睨む。



「やならその口の悪さ直せ」



羽直は溜め息を吐きながら俺の手をパっと離した。




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