
失恋少女のアバンチュール
第4章 海のハプニング!
相談をして9時にロビーで会う約束をして別れた。
さっそくホテルのモーニングを食べて部屋に戻ると昨日出した水着に手を伸ばす。
樹さんに釣り合い取れるかなぁ…気に入って貰えるとうれしいな。
持ってきた可愛いフリルが着いた白いビキニタイプの水着に着替えると鏡の前に立つ。
白い肌に負けない白の水着。これで勝負してやるっ…!
海まではこの格好で移動できないからパーカーと羽織り、キュロットを穿いて時間になるのを待った。
「少し早いけど、ロビー行こうっと。」
9時が待ちきれずに少し早めに部屋を出た。
ロビーに降りると、なんと樹さんは来ていた。
何か忙しそうにスマホとにらめっこをしてる。
「樹さん!早かったですね。」
「千晴ちゃんこそ早いね。そんな俺に会いたかったの?」
笑いながら構われてしまい恥ずかしそうに視線を落とすと、樹さんは頭を撫でてくれた。
「ごめんごめん。会えるのが楽しみだったのは俺かも。よし、海行こうか。」
自然な仕草で私の手を取り海に向かった。
