責められたいの
第20章 ゴウカクイワイ【完】
「何がお願いなんですか……?」
きーくん、ごめんね……こんなお姉ちゃんで。
最初は本当に、きーくんを汚らわしいことから守りたいだけだったのに。
今は孝史くんや光一くんに触られることにこんなに興奮して……ううん。きーくんに見られながら触られることがものすごい快感で。
「お願いもっと……もっと触って……私の、アソコ……」
足の付け根のゾクゾクくる部分だけを執拗に撫でまわす孝史くんの指先。その指はごつごつしているのに繊細な動きをして……きーくんのお友達だと思って長年見ていた二人も、本当はこんないやらしいこともできるもう大人に近い男性なんだったんだって改めて感じていた。
孝史くんや光一君はセックスしたことがあるんだろうか……そして、きーくんは……?
「何を触って欲しいの? 清人にも良く聞こえるように言ってやってよ」
孝史くんがさっきから言う意地悪な言葉にも感じてしまう。
答えないと。恥ずかしいけど……答えないと。
私が触って欲しいところは……