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責められたいの

第22章 あの夏の誘惑 3

……………………

3日後の昼下がり。
私はヒロが使っていた部屋で
物思いに耽っていた。

荷物は引越し屋さんがまとめ
あっという間に
ヒロは出て行ってしまい…

主人と成宮さんがいるから
大丈夫ということで
新居にお手伝いに行くことも
叶わなかった。

ヒロは簡単な挨拶だけを済ませ
〝恋人としての私〟には
何も言わずに行ってしまったのだ。

主人の目があったからかもしれないけど。
それにしても…

いつでも話ができるからと
連絡先の交換もしていなかったことを
私は激しく後悔した。

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