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責められたいの

第28章 パパが教えて【完】

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美彩、もう寝たかな…

今日は久しぶりの残業の予定で
遅くなると言ってあったが…
思いのほか早く終わることができた。

最寄り駅の時計の針は
22時を指そうとしている。

帰るという連絡には返信が無かったから…
もうベッドに入ったということだろう。

もう中学生になった娘の部屋に
勝手に入る訳にはいかない…

今夜は顔が見れないな。

あの笑顔を見ると
1日のどんな苦労も吹き飛ぶというのに。

…学歴も低く中途採用の俺は
仕事上で理不尽な差別を受ける
ことも多かった。

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