無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

何を話したらいいのかわからず結局は二人とも無言のまま、俺の部屋に着いた


「タオル取ってくるからちょっと待ってろよ」


そう言って、つないでいた手を離すとその子は少し寂しそうな顔をした


かわいいな･･･なんて思いながら俺は、少し大きめのバスタオルを取ってきて女の子をバスタオルで包んであげた


すると、女の子は少しびっくりしたのか体をびくっと振るわせた


「風呂の用意するから適当にくつろいでて」


女の子の手を引きリビングのソファーに座らせる


風呂の用意が終わって帰ってきて見ると、女の子はさっき初めてみたときと同じようにソファーの上で三角座りをして小さくなっている。


可愛すぎるだろ･･･あ～抱きしめたいっ･･･なんて思ったが、そんな気持ちはぐっと抑え、俺は横に座る


「風呂、すぐ用意できるからもう少し待っててな」


女の子は小さくうなづく


「体、冷えただろ？寒くないか？」


そう言って、肩に手を置くと女の子の体はびくっと反応した


そのうぶな反応に、思わずそのまま抱きしめたくなった


肩を引き寄せようとしたその瞬間
・・・


「♪～♪お風呂の用意ができました。」


とチャイムが鳴り、俺はあわてて手を離した


「あっ風呂用意できたみたいだな。入っておいで。着替えは何か用意しておくから。」


ちょっとあわてた様子でそう言って、女の子をバスルームへ連れて行った


「ゆっくり温まっておいでね。」


そういうと、女の子はまた小さくうなづき扉をそっとしめた。