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先生、他の子と仲良くしちゃダメ……

第5章 告白

『××駅、××駅~
お降りの際は足元にご注意ください』


「とりあえず、降りるで」


先生は私の重い紙袋とスクバを持ち、私の腕をひっぱって駅を出た。


私は緊張して何も言えず、先生にひっぱられながら走ることしかできなかった。


先生はずっと走ったままで、私は疲れてきた。
先生は全く疲れた様子が見えない。
プロ野球選手だったんだな、なんて改めて思う。


「先生っ……」


「あ…」


先生はまるで我にかえったようで、腕をはなしこっちを向いた。


「いきなり…ごめんな…。」


「あ、いえ……
あの、先生は本気で想ってくださってるんですか?」


自分で言っといて、はずかしい…


「当たり前や。
今までの女への感情とはちゃうんや。」


「『教師』と『生徒』の恋の関係になってもかまわないんですか?」


「ぉん。」


「もしも他の先生にばれても、『恋人だ』…って、言い張れますか?ばれてもいいんですか?」


「ぉん。何があってもお前の側におるよ。
何があってもお前を守る。」

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