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先生、他の子と仲良くしちゃダメ……

第5章 告白

「先生……
よろしくお願いします…。」


私は先生の手を握り返した。


「えっ……!?ホンマに…?マジで…?」


「…はい」


「よっしゃー!!」


先生は子供みたいに喜んだ。


テレビの前から見てた時はまさかこんな『坂本』が見れるなんて思ってもいなかった。


……付き合うなんて、思ってもいなかった。


「ありがとう……ホンマにありがとう……」


こんなステキな人から告白されたら断るわけがない。


それでも迷ったのは、やっぱり『教師』と『先生』という立場が頭をよぎっていたんだろう。


「こちらこそ……ありがとう…ございます……」



坂本先生はゆっくりと手をはずし、温かい、大きな手を私の肩と頭にまわした。

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