
涙色遠恋
第1章 奇跡的な出逢い
『……っと……
新谷待ったー!!』
って凄い嫌な予感がしたけど---
予感は見事的中!!まあこんな事も、
入社2年めの私には、もう慣れてしまったけど---
『……新谷……
悪いけど
今から大阪飛んで!』
『……ええッ……
大阪ですかー?』
するとアネゴ肌の、真理恵がチーフに、食って掛かった。笑無駄だと思うけど。
『……チーフ!……また結奈ですかー?他にもイキのいい、男子とかあの変に、ウヨウヨ居るじゃ、無いですかー!!
なんで結奈なんですかー!!
この前も結局、
結奈とデート出来なかったしー!!』
男子をと見ると、
そそくさと帰り仕度をしていた。
『まあまあ、
あちらさんの、
指名なんだから、
仕方ないんだよ。今度2人に早番やるから今日は折れてよ。』
……ふっ……
休みじゃ無く、
早番ってとこが、
チーフらしい。笑っ
『仕方ないわ。
真理恵……
また今度にしよ。』
『……結奈……
もうー
あんた聞き分け、
良すぎよッ!
チーフ!!
今度は絶対ですよ!!』
『解った解った!』
『じゃあ結奈?
あたし帰るね。
気をつけてね。』
『……真理恵……
有り難とう、
ごめんね?また今度ね。』
真理恵が帰ろうとしたら、
編集部一のチャラオの岸谷が、
『……オッ……
真理恵壌♪
ディナーなら俺が、付き合いますよん♪』
と、話しかけてた。すると真理恵が、
『……結構よ!……あんたと夕飯食べるぐらいなら、
家の犬のポニーと、食べた方がマシよ!』
アハハ!!
『……真理恵……
言い過ぎよ。笑っ』
『そうだよー
ひでーな!!』
『……なによ……
彼女居る身で!』
『そうだぞー!
お前ー!!』
『……う……』
『……じゃあ……
結奈♪
気をつけてねー!』
『……う、うん……有り難とう。』
